【大阪市天王寺区・阿倍野区】四天王寺で「聖霊会」盛大に。聖徳太子1400年御聖忌慶讃大法会結願法要がありました。
2022年4月22日(金)、正午より、四天王寺で聖徳太子1400年御聖忌慶讃大法会の結願法要「聖霊会」がかつてない規模で厳修されました。
格式高い舞楽と法要が一体となった舞楽大法要「聖霊会」は聖徳太子の御霊をお慰めするために、四天王寺では近年は毎年4月22日に行われます。
今年は聖徳太子がご薨去されてか1400回忌という節目の年にあたるので、例年より2、3時間長く、正午より20時過ぎまでたっぷりと。晴天に恵まれ、参詣者も多く見守るなか、石舞台を中心に繰り広げられる天王寺楽所亮雅会による舞楽と四天王寺僧侶による声明などが交互に奉納されました。
鮮やかな衣装、優雅な舞、おだやかな気持ちにさせてくれるような声明。石舞台の四隅には大きな仏花「曼珠沙華」、風に揺られて飛んでいるように動く燕の飾りも目を引きました。
「聖霊会」を取材させていただき、千年を越えたはるか昔に大陸や朝鮮半島から伝わった舞楽が歴史あるお寺での重要な行事として姿をとどめていることに感動しました。
子供の舞人が活躍する童舞の「迦陵頻(かりょうびん)」や「胡蝶」も奉納され、多くの方が和やかな気持ちでご覧になったことだと思います。
四天王寺へよくお詣りされる方にも、久しくお参りされていなかったという方にも写真で少しでも雰囲気が伝わりましたら幸いです。
聖徳太子1400年御聖忌記念としては5月8日(日)まで境内にある四天王寺宝物館で聖徳太子1400年御聖忌記念特別公開「聖徳太子と四天王寺(一般500円)」があります。国宝4件、重要文化財12件を含む四天王寺の寺宝をご覧いただけますので興味を持たれた方は足を運んでみてはいかがでしょうか?四天王寺はこちら↓