【大阪市天王寺区・阿倍野区】知らないと損をする?奈良の老舗がお忍びで大阪進出。昨年OPEN「白松庵」が営業再開!
一口食べれば違いがわかる…。奈良の老舗が現在に伝える本当に美味しい天然ヨモギの風味豊かな草餅(草福餅)、お焼き、そして造り酒屋が前身だったからこそできる極上の奈良漬け。そんな甘党にも辛党にもオススメな「白松庵」は昨年2020年12月にオープンしました。実は、こちらのお店は本店を奈良の長谷寺門前に構える、明治8年(1875年)創業という老舗「総本舗白酒屋」の新ブランド。長谷寺名物がなんと、大阪・阿倍野のステキな新店で買えるようになりました。場所はあべのandの南側です。長期休業されていましたが、2021年10月12日(火)に営業再開へ! 近くを通られて、「こちらの草餅(草福餅)が気になっていた…」という方にも朗報ですね。
店頭では職人さんがテンポよく慣れた手つきで丸い草餅をこんがりと焼いて「お焼き」を作っています。店内では小気味よいほど、リズムよく草餅の餡をまるめる様子なども見せていただきました。
この道40年という職人さんの技が光ります。草餅とお焼きには香りと味が一番良い春先の蓬を使います。その時期に採ったものを瞬間冷凍することで、四季を通して風味よく色鮮やかな草餅をいただくことができるそうです。
実際に草餅を食べてみました。鮮やかなグリーンの色彩にも心が躍りますが、濃いけど爽やかさを感じるヨモギの風味がたまりません。できたてはくちどけがよく、1日置くと、こしが出てきてまた違った美味しさになるそうです。
「お焼き」も食べてみましたが、こちらも言わずもがな。焦げ目の芳ばしさが、草餅の美味しさをさらにUP。焦げ目が「〇」を描いているようで縁起もかつげそうです。中央に少しくぼみがあるのでより食べやすい印象を受けました。緑茶やお抹茶にも合いますが、どちらも少し塩味があって、お酒と合わせていただくという通ないただき方も教えていただきました。これもハマりそうです。
前身が造り酒屋だったことから、贅沢な吟醸の酒粕を使った「奈良漬け」もオススメ商品です。「瓜」と「生姜」の奈良漬けを食べてみましたが、どちらも大変美味しく、白ごはんにもお酒のアテにもピッタリです。お忍び(?)でオープンされたので、「白松庵」のホームページやSNSアカウントなども今はありません。営業時間や休日についてお聞きしましたら、人員が少ないので今は営業時間は12時から18時頃、休日は不定休とのことでした。
原価度外視で味と品質にこだわった「白松庵」の商品はどれも絶品で知らないと損をするかも…。センスのよい手土産としても喜ばれること請け合いです。長谷寺名物ですが、阿倍野で買える「旨いもの」として定着していくのではないでしょうか。新型コロナも下火になってさらに落ち着いてきた頃には、和菓子とお酒のマリアージュが楽しめるような新感覚の企画も温められているとのこと。今でも魅力たっぷりですが、今後の展開にも大注目な「白松庵」でお買い物はいかがでしょうか?【白松庵】はこちら↓