【大阪市天王寺区・阿倍野区】無料で使える「10代のヒミツキチ」へ続く移転後の古書店「大吉堂」の扉をくぐってみました♪
スッと入ってスッと出られる、そんな扉の向こう側には「ボーっとしたり、自習をしたり、読書をしたり、ゲームをしたり…。多目的に使える10代のヒミツキチ」。
一人で使いやすいカウンターの席とテーブル席。なんと、おやつの用意まで!一人でも、友だちと連れ立ってきてもOK。10代じゃなくてもOK。ヒミツキチのための本棚もあって、そこには売り物ではなく自由に読める本や読書のヒントになる読書録なども。
YA(ヤングアダルト)、ライトノベル、児童書など「10代の心(実年齢問わず)を刺激する本」を専門に扱う阪南町の「大吉堂」が移転前の洋風長屋から徒歩1分の移転先に無料で使える「10代のヒミツキチ」をもつ古書店として2021年6月2日(水)に新規オープンしました。
「10代」と名付けているのは、あるときはこども扱い、あるときは大人扱いで、居場所を見つけにくい10代のこどもたちにぜひ使ってもらいたいというキモチから。
ほどよい距離感の見守りで、10代のこどもたちに寄り添うような、学校や家、友達の家ともまた違う10代の居場所は一人佇むことができて、誰かと話したいときには話してもいいし、話さなくてもいい。
#10代のヒミツキチ 場所ができたと言っても、正直しばらく誰も使わないかなと思っていました。でもぽつりぽつりと使ってくれています。ひとりでゆっくり。友達とおしゃべり。こちらは場所を用意するだけ。わざわざ話しかけません。でも大抵少し言葉を交わす。みなさんのおかげでいい場所ができました。 pic.twitter.com/FliycqjvQJ
— 大吉堂(10代の心を刺激する古本屋) (@toyritz) June 13, 2021
ふらりと来て、しばらく過ごしてふらりと出て…。ポツリポツリと10代とみられるこどもたちが利用しているそうです。古民家を改装した新店舗は自然光が入る大きな窓と入りやすくて出やすい扉が印象的。エントランスに近い本棚には現代に近い世界観の作品、奥へ進むにつれて時代背景が違ったり、不思議な要素が入ったり、ファンタジー色が濃くなって…。こどもたちの居場所「10代のヒミツキチ」へとつながっています。「10代のヒミツキチ」のスペース以外にもところどころイスが置いてありました。「10代のヒミツキチ」を作るための資金集めのクラウドファンディングの返礼品にもなっていた委託販売の本棚もどんどん充実していくようで楽しみです。
ライトノベルなど若者向け娯楽小説は、すぐに姿を消してしまう。ひと昔前どころか、数年前の作品でも手に入りにくい。タイトル買いならネットでできるが、棚に並んだ本を目にして手にすることで、知らない作品に出逢える。そんな場所が必要だ。だから大吉堂は娯楽小説を集める。買取り歓迎します。 pic.twitter.com/sFAyKSqYKO
— 大吉堂(10代の心を刺激する古本屋) (@toyritz) June 8, 2021
10代のキモチでこちらのヒミツキチを使ってみるのもよし、ヒミツキチ運用資金になる古本のお買い物もよし。買取りも歓迎とのことですので、オウチにある本を持ち込んでもよし。多くの10代に届くように情報のシェアもよし。今後も注目したい「大吉堂」古書店、いかがでしょうか?
「10代のヒミツキチ」
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