【大阪市天王寺区・阿倍野区】奇跡的に残った戦時中の剥製。歴史ある天王寺動物園だからできる「戦時中の動物園」展 開催中です!

天王寺動物園かわいい動物、カッコイイ動物。動物園へ行くと地球上の色々なところで暮らす動物たちの姿を園内で楽しく見学・観察することができますよね。そんななかで知らず知らずのうちに多様な生きものについての気づきや理解も深まります。白クマ

戦時中の動物わたしたちの地元の「天王寺動物園」は100年を越える歴史の中で、太平洋戦争という悲しい出来事を経験しました。

【大阪市天王寺区・阿倍野区】戦時中に動物園であった悲しい出来事。平和を願って今年も天王寺動物園で「戦時中の動物園展」がありますよ。

号外NETの過去記事でも事前にご紹介しました「戦時中の動物園」展では戦時中にやむをえず殺処分された猛獣などの剥製や戦時中の実物資料などを展示。平和についての気づきも深める企画展は2020年8月4日(火)~16日(日)。
戦時中の動物園

戦時中の動物園多くの猛獣は毒薬入りのお肉を食べさせて殺処分に。大切に育てていた動物たちの死がムダにならないように、物資も乏しい戦時中のことですが飼育員さんたちの手で剥製が作られました。戦時中の動物園今では剥製の中には樹脂などを入れるのですが、新聞が利用されていたそうです。その新聞の一部も当時を知る資料として展示があります。戦時中の動物園天王寺動物園獣医の市川先生によると、全国にある動物園の中でもこれだけの数の当時の剥製が残っているところは少ないとのこと。そして、これらの剥製は戦後、長居公園で見つかったそうです。空襲などにあわないように避難させていたといいます。戦時中の動物「戦争を、こんな悲しいことを、二度と繰り返さないために後世に残す…」、そんな当時の動物園スタッフの強い使命感が奇跡的に剥製を現代につなぎとめました。
戦時中の動物園「こどもたちには剥製を見て、動物園で本当に起きた悲しい出来事を知り、もし戦争がはじまったら、大好きなホッキョクグマやライオンたちが殺処分になるかもしれない。そう考えて、平和であることの大切さ、戦争を繰り返さないように…と感じてもらえれば」と市川先生。「色々な媒体から学ぶことはできますが、本物の訴える力は強い」とも。戦時中の動物園吹田市立平和記念資料館所蔵の戦時中の実物資料や平和学習のためのパネル展示もあって当時の様子を知ることができます。戦前に芸達者で大人気だったチンパンジーのリタやゾウのランプールの映像コーナーもありますよ。

【天王寺・阿倍野】令和で最初の【戦時中の動物園展】天王寺動物園ではじまります。

戦時中の動物園

戦時中の動物園今年は感染症の影響で「紙芝居」は中止となり、アンケートは鉛筆を使う記述式ではなくスマホで入力など例年と違うこともありますが、平和を願っての「戦時中の動物園」展であることに変わりはありません。チンパンジー リタ人々を夢中にさせた人気者のチンパンジーのリタも戦時色が濃くなる頃には軍服や毒ガスマスクをつけられ軍のPRに利用され…。殺処分ではありませんが、戦時中の栄養不足でこどもを死産した後、リタも亡くなりました。リタとこどもの剥製の展示も。戦時中の動物園日本でも戦時中に賢くて色々な能力をもつ動物が戦争の犠牲者になりました。戦争に利用されてしまう動物の事例は世界に目を向けると昔だけのことではないようです。軍用イルカの存在もあると教えていただきショックを受けました。戦時中の動物園お盆休みに天王寺動物園へ行く予定だという方もいらっしゃると思います。熱心に剥製を見ているこどもたちの姿も印象的な「戦時中の動物園」展にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ご予定がなかった方も、戦禍を潜り抜けた貴重な剥製を見に行ってみてはいかがでしょうか?

戦時中の動物園天王寺動物園
【戦時中の動物園展】レクチャールームにて
2020年8 月4日(火)~16 日(日)
場所はこちら↓

りっちー

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