【大阪市天王寺区・阿倍野区】四天王寺で裸祭り。寒いけど温かいキモチに
号外NETの過去記事でも大阪の裸祭り「どやどや」が本日、令和2年1月14日(火)に開催されることをお伝えしていました。
曇り空で例年に比べると寒い日となりましたが、昨日、300年以上続いてきた天下泰平・五穀豊穣を祈る伝統行事が四天王寺で滞りなく進められました。元旦から始まる修正会(1/1~14)の法要の結願日に毎年行われます。
ふんどし、ハチマキ姿の若者がぶつかり合いながら修正会の期間ご祈祷された牛王宝印(ごおうほういん)というお札を奪い合います。時おり水が撒かれるシーンも。
縁起もののありがたいお札を参詣者や地元の農民や漁師らが東西に分かれて奪い合ったのが始まりという。「どやどや」は「どうや?どうや?」と近況を確認する声からそう呼ばれるようになったとか。
札の奪い合いが激しく、ケンカも絶えなかったという「どやどや」を安全なカタチで後世へつなげようという試みが50年前からスタート。現在の高校生や幼稚園児が活躍する裸祭り「どやどや」になりました。
かわいい子どもたちの「わっしょい」という元気な声、凛々しい高校生の声が六時堂に響きました。ご家族が参加された!という方もいらっしゃるかも。
四天王寺の伝統あるお祭の担い手として地元の清風高校の生徒や幼稚園児が参加して盛り上げる・・・。それをサポート、見守るご家族の姿も印象的でした。
「除夜の鐘」が廃止になった地域など物議をかもすニュースも記憶に新しい今日この頃。大阪のまちなかで裸祭り「どやどや」を見ることができるのはスゴイことだと思います。
「うちの子が旗を持っている!」、とか「去年は僕も水かかった…。」とか、ご家族や卒業生の声が聞こえたり・・・。「どやどや」を見守るやさしい眼差しが注がれていました。
コートを着ていても冷えてきましたが、四天王寺の帰り道、ちょっとホッコリしたキモチになりました。「奇祭」の一つにも数えられる裸祭り「どやどや」は元気がもらえるお祭りですよ。
場所はこちら↓
(りっちー)