【大阪市天王寺区】大阪市立美術館が竣工。2025年3月1日(土)リニューアルオープンです。

大阪市立美術館が竣工しました。期間は2022年9月30日~2024年7月11日、総額104億円の大規模改修工事となりました。

大阪市立美術館リニューアル

2024年7月12日(金)に竣工プレス内覧会に参加したため、美術館の中がどのようになったのかご紹介いたします。

大阪市立美術館リニューアル

エントランスです。B1Fに位置し、ここにチケットブースや拡大したミュージアムショップが設置される予定です。

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以前は中央ホールへは階段の利用が必要でしたが、エスカレーターが新設されました。

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B2Fの地下展覧会室(今後は天王寺ギャラリーと呼びます)へ続く階段もあります。

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エスカレーターを昇り、中央ホールへ到着しました。改修とは関係ありませんが、インド建築が取り入れられていたり、ステンドグラスがあったりと少し前衛的なデザインです。改修前にあった昭和50年設置のシャンデリアは耐震のため外されました。

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改修の際、昭和11年の頃のオリジナルの天井が現れたため、天井も高くなりました。

大阪市立美術館リニューアル

リニューアルの詳細やオープン最初に行われる展覧会について美術館館長、学芸員、事務局理事長にお話しいただきました。

その際に通された部屋は、今回新設された「じゃおりうむ(ラウンジ)」という場所で、1Fの北側にあります。通常は無料休憩室として使用されていますが、壁はスクリーンになっていて、会議や公演などを行うユニークベニューとしての活用も可能です。じゃおりうむとは、中国語の「交流(jaioliu)」とラテン語の「~な場所、空間(-arium)」を組み合わせた造語です。天井から自然光が入るようになっています。

エレベーターも増設されたようで、開館しながら展示替えが可能となったため年間300日の営業を目標としています。また。トイレも綺麗に改修されたようです。

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1F・2Fの展示室には壁側ケースが設置されました。幅13メートルを超える国内最大級のケースで、免震装置も導入されています。

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照明操作はデジタル化され、掛け軸、焼物など展示物に合わせて調光・調色・角度調整がし易くなったそうです。また、反射の少ない素材の壁を使用しており、より展示物が見やすくなりました。

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2Fの貴賓室にも案内していただきました。今回の改修で丸窓が出てきたそうです。

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3Fは、アトリエやワークショップなどを開催する場所となるようです。

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慶沢園が望めるデッキも新設されました。慶沢園とは、小川治兵衛が作庭した大阪の豪商・住友家本邸の庭園で、天王寺公園の一角にあります。

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旧美術ホールがあった場所にはカフェがオープン予定です。

大阪市立美術館リニューアル

こけら落としは、リニューアルオープン記念特別展「What’s New! 大阪市立美術館 名品珍品大公開!!」です。

日本・東洋美術を中心とした収蔵品約8,500件の中から、絵画、書跡、拓本、彫刻、漆工、金工、陶磁、考古など分野ごとに選りすぐりの作品約200件を一堂に展示します。あまり見ることができなかった作品や、名品・珍品との再会や新たな出会いをお楽しみください。期間は2025年3月1日(土)~30日(日)(※月曜日休館)です。

2024年8月27日(火)には、大規模改修工事完成記念ギャラリートークも行われます。

登録有形美術館の大阪市立美術館がリニューアルしました。地下収蔵庫も拡大され、これまで以上にたくさんの作品や展示会が楽しめそうです。2025年3月1日のオープンが待ち遠しいですね。

大阪市立美術館はこちら↓

2024/07/21 08:04 2024/07/21 08:04
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