【大阪市天王寺区・阿倍野区】【入場無料】恐竜みたいな病院船のデザインから動くアートまで。大芸大グループの卒業制作選抜展の見応えに感動!
チャンスがあれば、何度か見に行きたいと思うくらい見応えのある展示に驚きの連続。大阪芸術大学グループの2022年度卒業制作選抜展が凄かった!現在、あべのハルカス24階の大阪芸術大学スカイキャンパスにて開催中の作品展がおすすめです。入場無料ですが、学生さんたちの学生生活の集大成となる思いがこもった珠玉の作品群が圧巻です。
大阪芸術大学グループ各校の卒業制作展において展示された中から、大阪芸術大学 33 作品、大阪芸術大学短期大学部 8 作品、大阪美術専門学校 6 作品の合計 47 作品を展示。2022 年 2 月 25 日(金)の初日はオープニングセレモニーと内覧会があり、取材をさせていただきました。
絵画やイラスト、漫画、写真など平面の作品はもちろん、クラフト系の立体作品から知育ゲームにTV番組のシナリオ、都市計画を含めてのプランや未来の病院船に至るまで。作者の作品への思いなどコメントが作品添えられているので作品ができるまでのストーリーなどを感じながら作品を鑑賞することができます。
どの作品もそれぞれ魅力がありましたが、一番印象に残ったのは、未来の病院船のデザインです。コロナ禍におけるクルーズ船など「廃船の増加」と「病院船のニーズの高まり」を同時に解決しようとデザインしたという次世代の動く病院。船の下部は廃棄クルーズ船の船体を利用し、そこに融合する上部は蓮の葉のように雨水を受けて水を集めるシステムや、太陽光を集めつつ風の力も利用するための帆を備えるなど、着想とアイデアがステキです。実際にある西宮市の公民館の老朽化の問題に取り組む建築プランも興味深いものでした。夙川の桜並木を目線を変えながら楽しめる「道」と「建物」の二つの顔を持つ公民館のアイデアがユニークだと思いました。キューバの街並みにインスピレーションを受けたというカラフルで味わいのある薄手の陶器。甲羅を鎧と見なし、自分に擬えたというグソクムシ。日常生活の中の色々なシーンでの「音」のデザイン。
卒業後の進路はいろいろのようですが、ただひたすらに自分の思う作品に没頭して完成させるという経験はかけがえのないもので、これから進む道を照らす糧となるのではないでしょうか。
フレッシュな感覚の作品や実現したら楽しいと思えるような都市や建物などの設計図や模型など、普段なかなか出会うことができない作品をじっくりと鑑賞してみるひと時はいかがでしょうか?
大阪芸術大学グループ 卒業制作選抜展
■ 会期 :2022 年 2 月 25 日(金)~3 月 6 日(日)※休館日:2/28(日)
■ 時間 :11:00~19:00(最終入場 18:30)
■ 会場 :大阪芸術大学スカイキャンパス(あべのハルカス 24 階)
■ 入場料:無料
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