秋のお彼岸の法要が行われている四天王寺さんにお参りに行かれた方やこれからお参りに行く予定だという方もいらっしゃるかも。
お彼岸の中日、明後日2021年9月23日（秋分の日）午後5時20分より極楽門にて「日想観（じっそうかん）」の法要があります。夕陽が大鳥居の中央に沈むのをたくさんの方が見守るシーンをTVニュースなどでご覧になったことがあるという方も多いのではないでしょうか？四天王寺の石鳥居に見られる「釈迦如来 転法輪処 当極楽土 東門中心」は、はるか西の方に存在するとされる極楽浄土の東門に四天王寺の西門が向きあっているという古来の信仰によるもの。沈む夕日を望んで極楽浄土に思いを馳せ、心静かに祈りをささげる…。かつては海が目前に広がっていて、いにしえの人々は海に沈む夕日を見ていたのかと考えるとそれだけでも感慨深いものがありますね。

日想観は春分の日と秋分の日に執り行われます。密を避けて、法要の当日ではなく、少し日にちをずらしてお参りに行くのもよさそうですよ。秋分の日の２日前、2021年9月21日（火）でも、石鳥居のほぼ中央に夕日を拝むことができました。しかもこの日は関西各地で虹が見えたようで、振り返ると極楽門の上に虹がかかっていました。来年2022年は聖徳太子薨去後1400年目を迎える節目の年でもありますし、特別な法要があってもなくても、歴史を感じる四天王寺さんへお参りしてみるのはいいものですね。広い境内にはその季節ごとのお花を見つけることができたり…。運動不足解消のウォーキングがてら、お出かけしてみてはいかがでしょうか？
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