【大阪市天王寺区・阿倍野区】新型コロナ終息を願う「したでらまち地蔵盆献灯会」が行われました。
号外NETの過去記事でもご紹介しました大阪の寺町「下寺町」で新型コロナの終息を願って【したでらまち地蔵盆献灯会】が2020年8月23(日)と8月24(月)の両日に行われました。
淨國寺で続けてこられた地蔵盆の献灯会を今年は近隣の浄土宗のお寺に呼びかけて、20を超えるお寺で献灯会が開かれました。地域のお寺一帯となっての地蔵盆献灯会は初の試みでした。こどもたちが描いた紙灯篭にも灯りがともり、見に行かれた方もいらっしゃるのでは?
檀家でないと、山門をくぐってお参りに行くのもためらわれるものがあったりしますが、灯りに導かれてどのお寺にもお参りしやすくてありがたいと思いました。松屋町筋の東に面した南北約1キロほどの細長い寺町を北から南、あるいは南から北へと歩かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ヨーヨーを持ったこどもたちや、浴衣を着た女性の姿も見られました。紙灯篭の灯りに導かれて、それぞれ心静かによいお参り、よいお散歩となったことだと思います。
中世ヨーロッパで疫病が流行ったときにお香を焚いて鎮めたといわれる「乳香、安息香」を調合したお香を山門で焚いて下さっていたお寺も。青い紙灯篭が階段に飾られて立体的な存在感があったり…。それぞれのお寺で雰囲気も違って、都会の喧騒を忘れる味わい深い献灯会でした。「疫病退散」を願い、「無事」でいることの有難さを見つめなおす貴重な時間になりました。下寺町(したでらまち)はコチラ↓